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蓮のうてな~GT~

まりもメモ・白山神社

こんにちは~・・・まりもです。


今回のお宮は、本殿と相殿あわせて5柱の神さまがお祀りされていますが、その中でミズハワケノミコトさまのお話しを・・・。

こちらのお宮では「水歯別命」と記されているようですが、本来のお名前は「多遅比瑞歯別尊・ダジヒノミズハワケノミコト」といいます。
このお宮にお祀りされる時に、なにか事情があって「瑞」が「水」になったのかもしれません。

お父さまは、第16代・仁徳天皇、お母さまは、皇后・磐之媛命で、第3皇子としてお生まれになっています。
この方は、天皇のお子さんなのです。

名前の「多遅・ダジ」はイタドリという花の名前で、生まれた時イタドリの花びらが浮いた井戸の水を産湯に使い、また、「瑞歯別・ミズハワケ」は、白く光り輝く並びの美しい歯をしていたところから、このお名前になったといいます。

言い伝えによると、身の丈9寸2尺・歯の長さ1寸で容姿端麗だったとか・・・。
センチに直すと、身長2メートル77センチ・歯の長さ約3センチ・・・で、イケメン・・・。

・・・時として、言い伝えは大きく誇張されるものです・・・。

まぁ、すらりとした背丈で、目鼻立ちの整った、笑うと白い歯がきらりと輝く皇子さま・・・ではなかったかと・・・。

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                イメージ図

皇子さまは、後に第18代天皇に即位しています。
天皇としてのお名前は「反正天皇・ハンゼイテンノウ」。

天皇としての在位は、わずか5年でした。
けれど、その5年の御世は、戦や大きな天変地異もなく、作物は豊作で平和で穏やかだったといいます。

平和な御世を治めた皇子さまを慕い、人々がお祀りしたのかもしれません。

また、名前のいわれにもなった美しい歯をした皇子さまだったので、歯のご利益があると言われています。

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                確かにご利益ありそうだ。(笑)
by yuzu-lotus-gt | 2009-12-23 23:51 | まりもメモ