蓮のうてな~GT~

まりもメモ・船越神社

船越神社は、お向かいにある景徳寺の境内に応安2年(1368年)足利3代将軍・足利義満の頃に建立された熊野社が最初といわれています。

熊野社の神さま「速玉之男命・ハヤタマノオノミコト」は、和歌山県の熊野三山のひとつ熊野速玉大社にお祀りされている神さまです。
熊野速玉大社では「熊野速玉大神」というお名前なのですが、ハヤタマノオノミコトはイザナギノミコトとも言われていて、いろいろないわれがあるので、熊野の神さまはちょっと複雑です。

神話では、火の神を生んで亡くなったイザナミノミコトに会いにイザナギノミコトが黄泉の国へと行き、変わり果てた妻の姿に驚いたイザナギノミコトが地上に逃げ帰るのを怒ってイザナミノミコトが追いかけ、いさかいとなった時に、他の神さまのとりなしで二度と会わないとイザナギノミコトがツバを吐いて誓約をしました。
そのツバからハヤタマノオノミコトは生まれたといわれています。

えぇぇ~ツバから~・・・と思うでしょう?
いろいろ調べてみると、昔々のその昔には大事な誓約の時、ツバを吐いていたようなんです。

熊野速玉大社では、御輿を船に乗せて海上を渡御する神事があり、このことからハヤタマノオノミコトは海に関る神さまといえます。

熊野三山は、もともと独立した神社だったようです。
平安時代に入ってから、それぞれの神さまをお祀りしあうようになり、他の神さまも取り込み、仏教とも結びついています。

熊野詣をすると、極楽浄土へ行ける・・・神社を詣でて極楽浄土?・・・と思いますが、これも、仏教の影響といえます。
よく「権現・ゴンゲン」といわれる仏さまをお見かけしますが、これは、神社に祀られている神さまは仏さまの仮の姿、神の本体は仏であり、神は人を救うため権現の姿で現れる「本地垂迹説・ほんちすいじやくせつ」というところからきいてるようなんです。
ハヤタマノオノミコトを仏とすると「薬師如来」の仮の姿といわれています。

・・・む・難しくて、私もよく分かっちゃいないんですけどね・・・。

サッカー日本代表のエンブレムの3本足の八咫烏は熊野社の眷属。
熊野の神が海からやってきた時、3本足の一羽の烏が道案内をしたといいます。
熊野社の護符の牛王宝院には、この八咫烏の絵が描かれています。
昔、この護符は誓約書として使われ、誓約したことを破ると、そのたびごとに熊野の烏が一羽ずつ死ぬと言われていました。

全国にある熊野社は3千以上、熊野・王子・十二所と呼ばれる神社が熊野の神さまをお祀りしています。

神徳は、豊漁守護・国土安隠・延命長寿・出世成功・病気平癒・縁結び・夫婦和合・子宝・安産などです。
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by yuzu-lotus-gt | 2010-02-19 15:55 | まりもメモ